英和SM辞典

提供:SMpedia
2011年10月3日 (月) 13:54時点におけるU (トーク | 投稿記録)による版 (→‎V)

A

  • Asexual:性交渉に興味のないこと、人。

B

  • Bakushi:「縛師」が英語になったもの。特に日本式緊縛の愛好者が好んで使う。
  • BBW:「big beautiful woman」の略。豊満女性を好む趣味。
  • BDSM:Bondage、Dominance、Discipline、Submission、Sadism、Masochismをひっくるめて表す略号として1987年頃に米国で生まれた言葉(「BDSMという言葉の誕生」参照。)の略。日本で使う「SM」に近いかもしれない。
  • Bondage:本来は「拘束」を意味する言葉であり、縄(ロープ)による拘束や革製品・金属器具による拘束も含む。より広く、日本でいうところのSMプレイを意味する場合もある。「緊縛」はあくまでBondageの中の1つの種類であるので、Bondage=緊縛と単純に置き換えるのは危険である。
  • Bottom:SMシーンでは『縛られる側の人』あるいは、より広く『受け手』を意味する。詳細は「TopとBottomの語源」参照。

D

  • DMs:「Dungeon Masters」あるいは「Dungeon Monitors」の略。BDMSシーンでのサークル活動において、プレイが危険にならないように監視する人。DMs自身はプレイに参加しない。
  • D/s:(=D&s、Ds)。Dominanceとsubmissionの関係。また、そのプレイ。
  • Discipline:鍛錬やそのための懲罰の意味。転じて、それらを含むSMプレイ。お仕置きプレイ。
  • Dom:=Dominant(男性名詞)
  • Domme:=Dominant(女性名詞)
  • Dominance:「支配」「優勢」という意味だが、「責めること」という訳が適当であろう。(=Top)
  • Dominant:「支配する(人)」「優勢にある(人)」という意味だが、「責め手」という訳が適当であろう。(=Top)
  • Domination:責めること。
  • Dungeon:「地下牢」を意味する。BDMSシーンでのサロン的なプレイをする場所。

F

  • Fetishist:フェティシスト(フェティストではない)。マイナーな性的嗜好をもつ人。日本語英語の「マニア」に近い。

H

  • Heteroflexible:同性愛運動にも理解があり、場合によっては同性愛行為も拒まない。

K

  • Kinbakushi:「緊縛師」が英語になったもの。特に日本式緊縛の愛好者が好んで使う。
  • Kinky:変態の、倒錯した、といった意味。日本語の「近畿」と発音が同じらしく、「Kinki University(近畿大学)」などは英語圏の人たちには面白く聞こえるようだ。

L

  • Leather:本来は「革(皮)」を意味するが、レザーコスチュームを好んで着用する文化グループやそれに属する人々を意味する。特に米国では「ゲイ文化」「ゲイ」を意味する言葉としてしばしば使われる。また、米国ではゲイ文化とBDMSが、日本人が想像する以上に深い関係を持っているために、LeatherがBDSM文化を連想させる場合も多い。

M

  • Masochism:マゾヒズム。被虐性愛。1886年(明治19年)のクラフト=エビングによる造語で小説家マゾッホに由来する。日本語の「マゾ」はこの言葉に由来するが、ニュアンスが異なるので使用には注意。
  • Master:ご主人様(女性の場合はMistress)
  • Missionary position:「正常位」を意味する。転じて、ノーマルなセックス。「missionary」は本来は「布教に従事する」を意味する。
  • Mistress:女王様(男性の場合はMaster)
  • Monogamous:「一夫一婦性の」の意味で、不特定多数と性的交渉をもたないこと、人。【反】
  • M-jo:「M女」が英語になったもの。
  • M/s:Master & slaveの略。

P

  • Pansexual:汎性欲主義者。
  • Pervert:「ヘンタイ」「スケベ」に近い英語。コンテクストによって強い意味を持つので注意。
  • PIV:penis in vaginaの略で、ノーマルセックスを意味する。
  • Polyamorous:本来は異性愛者であるが、同性愛にも理解があり、場合によっては同性愛行為も拒まないとする立場、立場の人。【反】Straight
  • Power Exchange:「パワー・エクスチェンジ」。ゲイシーンで造語された、米国式BDSMの幹となる基本概念。主導権のとりあいを通じてBDSMプレイを楽しむといった意味。Power Exchangeの項参照。

S

  • Sadism:サディズム。加虐性愛。1886年(明治19年)のクラフト=エビングによる造語でマルキ・ド・サドの名にに由来する。日本語の「サド」はこの言葉に由来するが、ニュアンスが異なるので使用には注意。
  • Sadomasochism:苦痛や恥辱を伴うプレイで性的興奮を感じること。日本のSMとはニュアンスが異なるので注意。
  • Safeword:BDSMシーンで、受け手が出すNGサイン。プレイ開始前に責め手と予めSafewordをきっちりと決めておくのがルールとなっている。
  • Scene:シーン。「コミュニティー」を意味する。同好者のネットワーク。ゲイシーン、BDSMシーンなど。
  • Slave:「奴隷」の意味。
  • Straight:異性愛者で同性愛には興味がない。【反】Polyamorous
  • Sub:=Submissive
  • Submissive:「服従的」の意味で「受け手」という訳が適当であろう。(=Top)
  • Submission:「受け手」
  • Switch:「責め手」役と「受け手」役を時と相手により変えることのできる人。

T

  • Top:SMシーンでは『縛り手』あるいは、より広く『責め手』を意味する。詳細は「TopとBottomの語源」参照。

V

  • Vanilla:ゲイ・シーンで生まれた隠語で「アナルSEXを伴わないオーラル中心のSEX」を意味する。転じて、ノーマルセックスやノーマルな性的趣向を意味する。「ヴァニラ」には「平凡」「つまらない」といった意味がある(ヴァニラ味がそうなので)ので、「ノーマルでつまらない」という意味が込められている。Vanillaの語源はラテン語で「鞘」(ヴァニラの実の形が鞘だから)を意味する「vagina」で、これがスペイン語の「vaina」になり、そこから「vanilla」となった。

R

  • Rigger:ロープ使い。本来は「巻揚げ係」という意味で、英語圏では縄師と似た意味で広く使用されている。ただし、日本式緊縛の愛好者は「Rigger」と呼ばれることを好まず、「Rigger」と「Bakushi」「Kinbakushi」を分けて使っている。
  • Rope Sluts