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'''むつみ(?)しょぼう'''
==概説==
==概説==
合資会社睦書房。1949年(昭和24年)から何年か『'''[[讀切ロマンス]]'''』を発行。『'''[[讀切ロマンス]]'''』は『[[奇譚クラブ]]』より早い時期に緊縛写真を掲載した雑誌である。『'''[[讀切ロマンス]]'''』創刊当時は[[サンライズ書房]]という名前だったようだが、やがて同じ住所のまま[[睦書房]]と名称変更している。初期の緊縛師である[[上田青柿郎]]が編集人として『'''[[讀切ロマンス]]'''』の制作に携わっていた。
==歴史==
==歴史==
1952年、[[讀切ロマンス]]の3月号を第4巻、5号として発行。編集人は[[上田青柿郎]]
1949年(昭和24年)、合資会社[[サンライズ書房]]から人情講談の別冊として『'''[[讀切ロマンス]]'''』を創刊。編集人:小堀神風、発行人:窪田嶽五郎
 
1952年、少なくとも2月号時点で社名は[[睦書房]]になっている。編集人は[[上田青柿郎]]。発行人:小林光雄
 
1953年(昭和28年)1月、[[讀切ロマンス]]臨時増刊として『'''[[伊藤晴雨]]監修 ヌードアルバム 悦虐恍惚図'''』を発行。
 
1969年(昭和44年)、宮尾しげを『'''東京舞所圖會'''』の発行所が[[睦書房]]となっている。同じ出版社かどうか不明。
==所在地==
==所在地==
東京都千代田区神田駿河台三ノ三
東京都千代田区神田駿河台三ノ三([[サンライズ書房]]、[[睦書房]]共に)
==代表的な雑誌・書籍==
==代表的な雑誌・書籍==
===雑誌===
===雑誌===
[[讀切ロマンス]]
*『'''人情講談'''』(''要確認'')
*『'''[[讀切ロマンス]]'''』
===書籍===
===書籍===
*岡本綺堂『'''三浦老人昔話'''』([[サンライズ書房]], 1947)
*早川純三郎『'''奇兵隊日記'''』(1967)
*早川純三郎『'''奇兵隊日記'''』(1967)
*宮尾しげを『'''江戸名圖會'''』(1969)
*宮尾しげを『'''江戸名圖會'''』(1969)
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==エピソード==
==エピソード==
*「風俗画報臨時増刊「新選東京名所図絵」明治41年第61編発行 睦書房刊行」という情報もある。
*[[夫婦ロマンス]]に[[讀切ロマンス]]の記事がそっくりそのまま使われいたりするので、[[夫婦ロマンス社]]と[[睦書房]]に何らかの関係があったのかもしれない。
== 引用文献==
== 引用文献==
<references/>
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2012年7月3日 (火) 16:20時点における最新版

むつみ(?)しょぼう

概説

合資会社睦書房。1949年(昭和24年)から何年か『讀切ロマンス』を発行。『讀切ロマンス』は『奇譚クラブ』より早い時期に緊縛写真を掲載した雑誌である。『讀切ロマンス』創刊当時はサンライズ書房という名前だったようだが、やがて同じ住所のまま睦書房と名称変更している。初期の緊縛師である上田青柿郎が編集人として『讀切ロマンス』の制作に携わっていた。

歴史

1949年(昭和24年)、合資会社サンライズ書房から人情講談の別冊として『讀切ロマンス』を創刊。編集人:小堀神風、発行人:窪田嶽五郎

1952年、少なくとも2月号時点で社名は睦書房になっている。編集人は上田青柿郎。発行人:小林光雄

1953年(昭和28年)1月、讀切ロマンス臨時増刊として『伊藤晴雨監修 ヌードアルバム 悦虐恍惚図』を発行。

1969年(昭和44年)、宮尾しげを『東京舞所圖會』の発行所が睦書房となっている。同じ出版社かどうか不明。

所在地

東京都千代田区神田駿河台三ノ三(サンライズ書房睦書房共に)

代表的な雑誌・書籍

雑誌

書籍

  • 岡本綺堂『三浦老人昔話』(サンライズ書房, 1947)
  • 早川純三郎『奇兵隊日記』(1967)
  • 宮尾しげを『江戸名圖會』(1969)
  • 宮尾しげを『東京舞所圖會』(1969)

エピソード

  • 「風俗画報臨時増刊「新選東京名所図絵」明治41年第61編発行 睦書房刊行」という情報もある。
  • 夫婦ロマンス讀切ロマンスの記事がそっくりそのまま使われいたりするので、夫婦ロマンス社睦書房に何らかの関係があったのかもしれない。

引用文献

注釈

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