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==活動内容==
==概要==
絵師。
絵師。1960年代中頃に読者投稿として[[奇譚クラブ]]にイラストを発表したのをきっかけにし、終刊までの10年間多くの作品を[[奇譚クラブ]]に発表。その後、約10年間、SM関係の作品発表が途絶えたが、1980年代中頃から再び活発に創作活動。[[SMセレクト]]、[[S&Mスナイパー]]などの多くのSM雑誌に作品を発表した。『'''女犬'''』のイメージは内外に支持者を多く持つ。


==別名==
==別名==
室井亜砂路
[[室井亜砂路]]


==略歴==
==略歴==
小学生の頃、入院先の病院でたまたま目にした「全裸の武家娘が街道の松の枝から荒縄で吊り下げられている絵」に衝撃<ref name="ex01">室井亜砂二 gazette vol.1より(HPより)</ref>。
小学生の頃、入院先の病院でたまたま目にした「全裸の武家娘が街道の松の枝から荒縄で吊り下げられている絵」に衝撃<ref name="ex01">室井亜砂二 gazette vol.1より(HPより)</ref>。


小学5年生の時、[[肉体の門]]を愛読。他に谷崎潤一郎や泉鏡花、太宰治の作品を<ref name="ex01"></ref>。
小学5年生の時、[[肉体の門]]を愛読。他に[[谷崎潤一郎]]や泉鏡花、太宰治の作品を<ref name="ex01"></ref>。


中学時代に、[[奇譚クラブ]]、[[風俗奇譚]]、[[裏窓]]と出会う。
中学時代に、[[奇譚クラブ]]、[[風俗奇譚]]、[[裏窓]]と出会う。
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1980年代中頃、室井亜砂二と名前を変えてSM作品を再び発表し始める。
1980年代中頃、室井亜砂二と名前を変えてSM作品を再び発表し始める。
1991年(平成3年)11月17日、[[抜弁天スタジオ]]で[[緊美研]]第70回例会。モデル:[[佐伯リカ]]。[[小妻容子]]、[[室井亜砂二]]が出席<ref>[[秋田昌美]]『'''KINBAKU OF YO OZUMA'''』in [[BIZARRE MAGAZINE(日)]]1992年3月号 </ref>。
2004年(平成16年)4月20日〜5月1日、[[ヴァニラ画廊]]にて『'''人畜夢界展'''』
2006年(平成18年)5月22日ー6月3日、[[ヴァニラ画廊]]にて[[室井亜砂二]]と女犬作家展『'''女犬幻想'''』
2009年(平成21年)10月、画廊カフェ・百日紅で、個展『残夢の疵痕』
2010年(平成22年)9月、画廊カフェ・百日紅で、個展『悲しい大人の子守唄展』
2011年(平成23年)5月30日~6月11日、[[ヴァニラ画廊]]にて『'''聖徴・異形美展~頌フリークス降臨~'''』(参加作家:ウエノシゲユキ 河上ヨシタカ クロ 小山哲生 清水真理 田中流 林アサコ 亡月王 ミヤケ千夏 [[宮西計三]] [[室井亜砂二]] 与偶)
2011年(平成23年)9月15日ー10月10日、画廊カフェ・百日紅で、個展『あぶらいふ扉絵展』
2013年(平成25年)6月4ー15日、[[スパンアートギャラリー]]にて『不可思議な遊戯展』出品:[[駕籠真太郎]]、[[トレヴァー・ブラウン]]、[[林アサコ]]、[[林良文]]、[[早見純]]、[[春川ナミオ]]、[[村田兼一]]、[[室井亜砂二]]、[[山田布由]]、[[渡邊光也]]
2014年(平成26年)11月16日、[[風俗資料館]]での[[海明寺裕]]『'''わらばんしまんが展'''』の初日座談会:[[海明寺裕]]・[[まいなぁぼぉい]]・[[白井薫範]]・[[室井亜砂二]]・[[小杉あや]]・[[永山薫]]。


==エピソード==
==エピソード==
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==作品==
==作品==
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『僕のイメージ画』[[奇譚クラブ]]1965年(昭和40年)7月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1960/196507/196507_020.html p23]
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『僕のイメージ画』[[奇譚クラブ]]1965年(昭和40年)7月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1960/196507/196507_020.html p23]
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『僕のイメージ画集「緊縛と[[切腹]]」』[[奇譚クラブ]]1966年(昭和41年)4月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1960/196604/01/007.html p10]
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『雑感 僕の憎まれぐち』[[奇譚クラブ]]1970年(昭和45年)2月号, p202
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『ムロイ新聞』[[奇譚クラブ]]1970年(昭和45年)4月, [http://nawa-art.com/backnumber/1970/197004/197004_056.html p243]
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『ムロイ新聞』[[奇譚クラブ]]1970年(昭和45年)4月, [http://nawa-art.com/backnumber/1970/197004/197004_056.html p243]
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『イメージギャラリー 渡部好美喜悦の図』[[奇譚クラブ]]1973年(昭和48年)5月号
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『イメージギャラリー [[奇譚クラブのモデル達#.E9.AB.98.E6.9D.91.E6.B5.A9.E5.AD.90|高村浩子]]に想う』[[奇譚クラブ]]1972年(昭和47年)6月号
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『イメージギャラリー [[奇譚クラブのモデル達#.E9.96.A2.E8.B0.B7.E5.AF.8C.E4.BD.90.E5.AD.90|関谷富佐子]]慟哭図』[[奇譚クラブ]]1972年(昭和47年)10月号
*[[室井亜砂二|室井亜砂路]]『イメージギャラリー [[奇譚クラブのモデル達#.E6.B8.A1.E9.83.A8.E5.A5.BD.E7.BE.8E|渡部好美]]喜悦の図』[[奇譚クラブ]]1973年(昭和48年)5月号
===画集===
*『'''僕のイメージ画集'''』([[風俗資料館]]内 あすなろ商会, 1993)
*『'''首輪をつけたビーナス'''』([[風俗資料館]]内 あすなろ商会, 1994)(増補オフセット版再版)
*『'''哀犬倶楽部'''』([[大洋図書]], 2004.2.29)(発行:[[小出英二]]、図案・編集:[[渡邊安治]]、沖田英明)。
*『'''女犬ノ絵本'''』(私家版, 200x)
*『'''詩画集・悲しい大人の子守唄'''』(2010)
*『'''LES BIEN AIMEES D'ASAJI MUROI'''』(TIMELESS, 2012.12)


===連載===
===執筆作品===
*『僕のイメージ画集』[[奇譚クラブ]]1965年(昭和40年)7月以降断続的に掲載。
*[[室井亜砂二]]『'''レプリカントの夏休み'''』[[小説SMセレクト]]1986年(昭和61年)9月増刊号
 
*[[室井亜砂路]]『'''童謡絵本'''』[[Spanking Express]]1988年(昭和63年)創刊号
===画集===
*[[室井亜砂二]]『'''闇の絵師・臼井静洋'''』 in  [[相馬俊樹]]・編『[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883751287/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=iq05-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4883751287 秘匿の残酷絵巻 臼井静洋・四馬孝・観世一則~風俗資料館 秘蔵画選集2]』([[書苑新社]], 2011)
*『首輪をつけたビーナス』』(私家版, ??)
*『僕のイメージ画集』』(私家版, ??)
*『哀犬倶楽部』(大洋図書, 2004)
*『女犬ノ絵本』(私家版, 200x)


==参考資料==
== 引用文献==
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==注釈==
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==お役たちweb==
==お役たちweb==
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[[Category:絵師]]
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むろい あさじ、19ss年(昭和x年) -

概要

絵師。1960年代中頃に読者投稿として奇譚クラブにイラストを発表したのをきっかけにし、終刊までの10年間多くの作品を奇譚クラブに発表。その後、約10年間、SM関係の作品発表が途絶えたが、1980年代中頃から再び活発に創作活動。SMセレクトS&Mスナイパーなどの多くのSM雑誌に作品を発表した。『女犬』のイメージは内外に支持者を多く持つ。

別名

室井亜砂路

略歴

小学生の頃、入院先の病院でたまたま目にした「全裸の武家娘が街道の松の枝から荒縄で吊り下げられている絵」に衝撃[1]

小学5年生の時、肉体の門を愛読。他に谷崎潤一郎や泉鏡花、太宰治の作品を[1]

中学時代に、奇譚クラブ風俗奇譚裏窓と出会う。

1965年(昭和40年)、奇譚クラブに室井亜砂路の名前で作品を発表し始める[注 1]

1970年代中頃から1980年代中頃まで室井亜砂路の名前ではSM作品を発表しなかった。

1980年代中頃、室井亜砂二と名前を変えてSM作品を再び発表し始める。

1991年(平成3年)11月17日、抜弁天スタジオ緊美研第70回例会。モデル:佐伯リカ小妻容子室井亜砂二が出席[2]

2004年(平成16年)4月20日〜5月1日、ヴァニラ画廊にて『人畜夢界展

2006年(平成18年)5月22日ー6月3日、ヴァニラ画廊にて室井亜砂二と女犬作家展『女犬幻想

2009年(平成21年)10月、画廊カフェ・百日紅で、個展『残夢の疵痕』

2010年(平成22年)9月、画廊カフェ・百日紅で、個展『悲しい大人の子守唄展』

2011年(平成23年)5月30日~6月11日、ヴァニラ画廊にて『聖徴・異形美展~頌フリークス降臨~』(参加作家:ウエノシゲユキ 河上ヨシタカ クロ 小山哲生 清水真理 田中流 林アサコ 亡月王 ミヤケ千夏 宮西計三 室井亜砂二 与偶)

2011年(平成23年)9月15日ー10月10日、画廊カフェ・百日紅で、個展『あぶらいふ扉絵展』

2013年(平成25年)6月4ー15日、スパンアートギャラリーにて『不可思議な遊戯展』出品:駕籠真太郎トレヴァー・ブラウン林アサコ林良文早見純春川ナミオ村田兼一室井亜砂二山田布由渡邊光也

2014年(平成26年)11月16日、風俗資料館での海明寺裕わらばんしまんが展』の初日座談会:海明寺裕まいなぁぼぉい白井薫範室井亜砂二小杉あや永山薫

エピソード

作品

画集

  • 僕のイメージ画集』(風俗資料館内 あすなろ商会, 1993)
  • 首輪をつけたビーナス』(風俗資料館内 あすなろ商会, 1994)(増補オフセット版再版)
  • 哀犬倶楽部』(大洋図書, 2004.2.29)(発行:小出英二、図案・編集:渡邊安治、沖田英明)。
  • 女犬ノ絵本』(私家版, 200x)
  • 詩画集・悲しい大人の子守唄』(2010)
  • LES BIEN AIMEES D'ASAJI MUROI』(TIMELESS, 2012.12)

執筆作品

引用文献

  1. 1.0 1.1 室井亜砂二 gazette vol.1より(HPより)
  2. 秋田昌美KINBAKU OF YO OZUMA』in BIZARRE MAGAZINE(日)1992年3月号

注釈

  1. 1975年(昭和50年)の終刊の年まで10年間にわたり作品を発表。

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