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'''さすぺんすまがじん'''。1965年(昭和40年)から15年間[[久保書店]]から発行。編集人は[[濡木痴夢男]]から[[島本春雄]]。発行当初は大薮春彦、筒井康隆などの一般小説も。 | |||
== 概要 == | == 概要 == | ||
1965年(昭和40年)から1980年(昭和55年)までの15年間にわたり発行されたミステリーマガジン。[[裏窓]]の改題雑誌と位置づけられるが、一般的なミステリー作品も掲載していた。 | 1965年(昭和40年)から1980年(昭和55年)までの15年間にわたり発行されたミステリーマガジン。[[裏窓]]の改題雑誌と位置づけられるが、一般的なミステリー作品も掲載していた。 | ||
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1965年(昭和40年)2月ー1980年(昭和55年)12月、[[久保書店]] | 1965年(昭和40年)2月ー1980年(昭和55年)12月、[[久保書店]] | ||
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== エピソード== | == エピソード== | ||
*植草甚一、筒井康隆なども執筆している。 | *植草甚一、筒井康隆なども執筆している。 | ||
*[[館淳一]]「筒井康隆の作品はみな転載モノです。彼はこの雑誌の性格を知らず、ミステリ系雑誌だと勘違いしたようで、のちに掲載を断っています。私は創刊号買いまして、逆に筒井の作品が載っていることで仰天しました。(笑)『[[裏窓]]』からの読者には後継誌だと分かっていたわけですから。」(Facebookへのコメント。2016.1.16) | |||
*[[島本春雄]]が[[志摩基治]]の変名で[[サスペンスマガジン]]に緊縛<ref name="#Kawahara2021">[[河原梓水]]『'''[http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/rb/674/674PDF/kawahara.pdf 飯田豊一(濡木痴夢男)氏の軌跡とその仕事 -新出インタビュー原稿によせて-]'''』立命館文學, 674:14-53, 2021.</ref> | |||
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2021年9月11日 (土) 17:20時点における最新版
さすぺんすまがじん。1965年(昭和40年)から15年間久保書店から発行。編集人は濡木痴夢男から島本春雄。発行当初は大薮春彦、筒井康隆などの一般小説も。
概要
1965年(昭和40年)から1980年(昭和55年)までの15年間にわたり発行されたミステリーマガジン。裏窓の改題雑誌と位置づけられるが、一般的なミステリー作品も掲載していた。
別名
発行年・出版社
1965年(昭和40年)2月ー1980年(昭和55年)12月、久保書店
発行人・編集人
1965年(昭和40年)2月から1969年(昭和44年)5月号までは編集人は飯田豊一、発行人:久保藤吉
1972年(昭和47年)1月号から1980年(昭和55年)12月は片山博友、発行人:久保藤吉
主な出来事
1965年(昭和40年)2月、創刊。編集人は飯田豊一。豊田一狼、大薮春彦、筒井康隆、祖父江新 / 落合竜二、山田風太郎 / 美濃村晃他が執筆している。
1969年(昭和44年)5月、休刊。
1972年(昭和47年)1月、復刊。第6巻第1号。編集人は片山博友。発行人:久保藤吉。250円。
1980年(昭和55年)12月、休刊。
別冊・増刊号
- 1972年(昭和47年)10月増刊号
- 1973年(昭和48年)10月増刊号
エピソード
- 植草甚一、筒井康隆なども執筆している。
- 館淳一「筒井康隆の作品はみな転載モノです。彼はこの雑誌の性格を知らず、ミステリ系雑誌だと勘違いしたようで、のちに掲載を断っています。私は創刊号買いまして、逆に筒井の作品が載っていることで仰天しました。(笑)『裏窓』からの読者には後継誌だと分かっていたわけですから。」(Facebookへのコメント。2016.1.16)
- 島本春雄が志摩基治の変名でサスペンスマガジンに緊縛[1]
脚注
お役たちweb
- ↑ 河原梓水『飯田豊一(濡木痴夢男)氏の軌跡とその仕事 -新出インタビュー原稿によせて-』立命館文學, 674:14-53, 2021.